「広がりを感じる視点」と「読後感」を忘れない。
世界にはまだ、
しょうゆをかけるとおいしくなるものが、
いっぱいあると思う。
第52回のファイナリスト以上に選ばれたコピーで、一番好きなコピーがこちらだった。
企業広告という課題で、みんなができるだけ大きい視点で書いた(だろう)が、ここまで「広がり」と「読後感」を感じさせるコピーは当然書けなくて、見た瞬間「あ〜!」と納得してしまった。会社としての規模感や、世界への展開までイメージできた。
翌年53回の同社の課題が「和食の魅力をあらためて広めるコピー」というこちらも大きい視点の課題で、ファイナリストは課題が違いながらも「しょうゆ」を題材に入れて書かれていたが、個人的には52回ゴールドの方が納得して読めて、ゴールドに選ばれるだけの感触はこういうものかとも感じた。
個人的に今年は「正しさ・機能的」なコピーを書けるようになりたいと考えているが、元々は情緒的なものに惹かれる性質が強くあり、一つの指針としてこのコピーを忘れずに覚えておきたいと感じ書かせていただきました。