さよなら、宣伝会議賞。 〜last song for you...〜

「私のわがまま、許してくれてありがとう。幸せになります」

言葉の地域性。

(賞を狙う上で本質的ではないと思いますが、個人的に驚いたので書かせてください)

 

第53回二次審査通過作品・関西大学

アホだけど、バカじゃない。

 

アホが多い。バカは少ない。

 

カシコいアホしかいません。

 

この課題で二次審査を通過したキャッチフレーズが12本あった中で、「アホ」の単語を使ったものが3本ありました。また、「バカ」と対比したのが2本。

 

この課題がとても珍しく特殊だと思った記憶があります。自分も「関西と言ったらお笑い?→バカ、アホという単語もポジティブに使えるかも」と考えましたが、個人的に「バカ」の方が好意的に使えそうだと思い、そちらを強調させて通過作品とは逆のことをしてしまっていました。

今更気になって調べてみたところ、「関西ではアホ、関東ではバカの方が好意的に使われる場合がある(関西でバカは好意的に聞こえない)」というようなことを初めて知り、素直に驚きました。単純に自分が知らな過ぎただけなんですが、地域のものをアピールする際にはそういうニュアンスも気にする必要があるんだと学習。

(ただ、この課題が関西以外の地域での知名度を上げたいということも書かれていて、例えば関東で見る人のことを考えたら、選ばれた対比の言葉に違和感をあったりしないのか?なども気になったり。)

 

その先の3次審査を通ったり、協賛企業賞に選ばれたものを見ると、きわどいニュアンスではなく分かりやすい言葉で書かれたものだったので、上にいくにはやはり受け手に左右されにくい言葉を選ばなければならない、とも思いました。