さよなら、宣伝会議賞。 〜last song for you...〜

「私のわがまま、許してくれてありがとう。幸せになります」

終わりの始まり

わたしたちは株式会社宣伝会議が毎年開催する「宣伝会議賞」に数回チャレンジしてきました。53年の歴史を持つ国内最大の公募広告賞。過去には糸井重里氏や林真理子氏も受賞しており、その賞金は100万円。「1行で100万円」という甘美な響きに魅了されたわたしたちも、度重なる敗戦に「現実」という名の悪魔が見え隠れしてきました。

 

そこで、退路を断つ意味でも今年開催される(であろう)「第54回宣伝会議賞」をもって、宣伝会議賞にさよならを告げることを決めました。卒業します。なお、それは単に「最後のチャレンジとする」ということではありません。

 

応募要項には、

 

年齢・職業・国籍は一切問いません。個人・実名での応募に限ります。グループやユニット、ペンネームでの応募は受け付けいたしかねます
(受賞後に、本人確認をさせていただく場合があります)。
また、次のいずれかの条件にあてはまる方は応募できませんので、ご注意ください。
○過去に当賞の金・銀・銅賞、もしくはグランプリ・準グランプリ・コピーゴールド・CMゴールドのいずれかを受賞された方
○現在、課題関連の広告制作に携わっている方

 と、記載されています。そう、つまり、「グランプリ・準グランプリ・コピーゴールド・CMゴールド」を受賞して、「二度と宣伝会議賞に応募できない体になる」ということが目的です。

 

話題が前後しますが、わたしたちは血縁もなければ上司と部下でもない、出身地も学校も違う3人組です。普通に生きていると関わりを持たなそうな3人組なのですが、ひょんなことから出会い、それほど仲が良いわけではないけれど月に1度くらいはメシを食う、そんな間柄です。共通しているのは「コピーが好き」であり「宣伝会議賞でどうしても勝ちたい」という気持ちを強く持っていること。

 

ただ、三者三様、ものすごく忙しくなってきて、このままだと永遠に「卒業」できない気がするので、今年でふんばろう、と決め、宣伝会議賞攻略についてのあれやこれやをここに綴っていこう、と決めた次第です。

 

なお、上に「度重なる」と書きましたが、実はまだ2回あるいは3回の応募しかしておらず、そういう意味ではまだまだペーペーみたいなものなのかもしれません。ただ、こういうものはあまり長くのんびりやるものでもないと思うので、残り数か月、バリバリ研究して、きっちりラストライブができるようにしたいと思っています。

 

どうぞよろしくお願いいたします。